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冥土(メイド?)の土産

今日は親戚の法事でした。


お経が終わって、
方丈様の説法がとても良い話だったので
紹介したいと思います。


『冥土の土産』NCM_0375a.jpg

人はよく「冥土の土産」などというが
実際に冥土に持っていけるものは何か、、、


まず、人は絶対に冥土に持って行けないものがある。
ひとつは
生きている間に成した「財産」や「子供」
いくら稼いでも冥土には持って行けない。
自分の分身と思っていても連れて行けない。


そして二つ目は
「自分の体」


自分の身体は、人は皆、自分のものだと思っているけど
死んでしまったら
この世に置いていかなければならない。


この言葉がグッときました。
今、ダイエットしたり、女子力をアップさせようなんて思ったり
イイ感じのミュージシャンになりたいとか
アンブシュアが決まらないとか思っているこの身体は
実は「借り物」なんだなと。
この借り物の身体を通して
いろんな事を経験し
いろんな事に気付く。
そのための道具なんだと気付きました。


では、持って行けるものは何か。


それは「業(ごう)」です。


業には「善業」と「悪業」の2種類があるそうです。


良いことをしたら天国、悪いことをしたら地獄行き、、、
エンマ大王の鏡にはその人の全てが映し出され
審判をうける、、、というのは有名なお話し。


でも
たとえば、自分では良いことだ、世間の役に立ったと思っても
他人から見れば大きなお世話だったり迷惑だったりして
人は知らず知らずに「悪業」を重ねているんだそうです。


その事に気付き、考え、反省し
「善業」として行くのだそうです。NCM_0396.JPG


善業を重ねればいつか報われる。
それは生きている間かもしれないし
次に生まれ変わった時かもしれない、
もしくは、次ではなくいつか生まれ変わった時かもしれないが
いつか必ず報われるのだと、、、


それは今日のお経に書いてあることだそうです。
(なんていうお経かわかりませんが、、)


そして善業を重ねることが
ご先祖さまが喜んでくれることなんだそうです。



方丈様はとてもユーモアのある方で
「冥土の土産」というと最近では
『メイドさんのお土産』だと思われたりするなんて
おっしゃっていました。


なるほど。。。


そして
向こうの世界に呼ばれてしまう順番は
決して年齢順ではないことから
「その順番はどうやって決めてるんですか?」と質問が、、、


すると
「生まれてくる前にくじ引きをして順番を決めているらしい」と
おっしゃっていましたよ。


その時が来るまで
この借り物の身体を使って
いろんな経験をし
気付き
人の痛みがわかる
そんな風に生きて行きましょう。


「死ぬまで生きなさい」
私の好きな長渕のウタの一節です。




今日は、以前仏教に傾倒した長渕の後を追って
すこし仏教をかじったことのあるワタクシの
久しぶりの気付きを書いてみました。



まあ、でもね。(笑)
少しですよ。NCM_0221.JPG



じゃ。
おしまいっ!


コメント
[1] 小川英二 | 2012/06/18 00:29
多分、そのお経は
般若心経じゃなかったけぇ?
[2] mami | 2012/06/18 01:27
〉英二さん
それが違うのですよ。たくさん宗派やお経の種類があるからね…。
name.. :記憶

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