本を「買うのが趣味」みたいな感じで
買って満足しちゃうのですが
それじゃまずいなと思って
読み始めました。
これです。
じゃん
「ジャズのノリを科学する」
読んで字のごとく
ジャズのノリを科学的に分析しています。
「ノリ」とは
具体的には八分音符のタイミングや長さのことで
それぞれの時代や有名なミュージシャンの個性を
分析しています。
今の時代、パソコンがあったら
簡単に分析できちゃうんですね。
特に、ジャズをやっている人ならわかってくれると思うんですが
上手い人に限って1拍の長さがとても長いですよね。
八分音符も充分に長いですよね。
前のめりになりがちな私でも
いつも八分音符は長く、音価ぎりぎりまで使いたいと思っています。
本ではまず最初にチャーリー・パーカーの
Savoy『Billie's Bounce』のソロについて
測定した八分音符のタイミングがどうなのかってことを
言っています。
なんとなんと
ビックリしたことに
この本によると
パーカーの八分音符のタイミングは
ベースの発音タイミングに対して
16分音符1個分も後ろにずれているらしいのですよ
テンポは四分音符=155前後ですね。
なので計算すると1拍は0.4秒くらい。
16分音符1個分遅いってことは
0.4秒を4で割って、、、、、、、
ということなので
感覚ではゆったり乗ってるなーと思いますが
人間のアナログな耳では聞き取れません。
それが今やデジタルでちゃんと計測できるそうで
こういう結果になるらしいです。
本ではSwing時代からBe-Bopへと移っていく
その「革命」は
コードの細分化とかそういうよく言われている(目立っている)ことと共に
八分音符のタイミングにも大きな変化が起こった
・・・というようなことが書いてあります
パーカーのタイミングは「ほぼ」イーブンに「近い」らしいです。
「あー、あれでしょ、八分音符2個は3連符みたいに乗るんだよね」
「でもー、テンポによってはイーブンにもなるんだよねー」
と、みんな頭ではわかっているけど
なんと3連ノリで吹いている人の多いことか!!
でもー。
実際、この演奏聴いて、イーブンにきこえないですよね
ってことはあれですね。
Xの音(のんでる音)とか吹き方にも特徴がありますよね
しかも「ほぼ」であって「完全」ではないってことだし
そのさじ加減が
さすがだぜ!
ジャズの神様!
♪太っ腹だぜさすがに神様のやらかすことは~♪ by 長渕
あまりの衝撃に
全部読み終わらないうちに
ブログに書いちゃいました。
続きを読みたいと思います。
ではっ!
グンナイ!